エコキュートの電気代節約方法6選|プラン選びから毎日の設定まで解説

- エコキュートの電気代節約は、まず夜間が安い料金プランを選ぶことが土台になる。
- お湯を使わない日はリモコンの「昼間休止」や「沸き上げ休止」で無駄な沸き上げを止められる。
- 風呂の温め直しは「追いだき」より「高温さし湯」のほうが節電になる。
- シャワーを毎日10分減らすと、年間600円〜2,400円の節約になる(中部電力ミライズ)。
- 給湯省エネ2026事業の補助を使えば、買い替え時の初期費用を下げられる。
エコキュート 電気代 節約方法の結論

エコキュートの電気代を下げる最短ルートは、夜間が安い料金プランに合わせて沸き上げ、使わない日はリモコンで沸き上げを止めることです。
所要時間は、プラン確認が15分、リモコン設定が5分ほど。難しい工事はいりません。必要なのは契約中の電気料金プランの明細と、エコキュートの台所リモコンだけです。
正直に言うと、機器そのものの性能差より「設定をちゃんと触っているか」のほうが電気代に効きます。私が取材した家庭でも、設定を見直しただけで体感が変わった例は多いです。
エコキュートとは
エコキュートとは、空気の熱を利用してお湯を沸かす、ヒートポンプ式の電気給湯機です。

夜の安い電気でお湯を沸かし、タンクにためて昼間に使う。いわば「夜行性」の給湯機です。空気の熱を取り込んで沸かすので、電気ヒーターでお湯を作るより効率が高い。
中部電力ミライズ(カテエネ)は、エコキュートの電気代の目安を年間約4万300円、月あたり約3,358円(2024年7月時点)と案内しています。
エコキュートの電気代節約のためにまずは適切なプラン選びを
エコキュートの節約は、夜間の電気が安い料金プランを選ぶことから始まります。
関西電力は、エコキュートの電気代節約策として、最適な電気料金プランを選ぶことを重要ポイントとして案内しています。
理由はシンプルです。エコキュートは夜間にまとめてお湯を沸かすので、その時間帯の単価が安いほど効くから。逆に昼夜が同一単価のプランだと、せっかくの夜間沸き上げのうまみが薄れます。
私が取材で感じるのは、引っ越しや電力会社の切り替えのあと、プランがエコキュート向きでないまま放置されている家庭が意外と多いことです。まずは明細で「夜間が安いプランか」を確認してください。
エコキュートの電気代を節約するための6つのポイント

電気代を下げる具体策は、季節モード・昼間沸き上げ停止・ピークカット・高温さし湯・休止モード・夜間時間の見直しの6つに集約されます。
どれもリモコン操作中心で、特別な道具はいりません。下の表で全体像をつかんでから、順に設定していきましょう。
| ポイント | やること | 効きどころ |
|---|---|---|
| 1 季節でモード切替 | 季節に合わせ沸き上げ量のモードを変える | 沸かしすぎを防ぐ |
| 2 昼間沸き上げ停止 | 使わない日は昼間の沸き上げを止める | 無駄な追い沸かしを減らす |
| 3 ピークカット設定 | 電気が高い時間帯の沸き上げを避ける | 高単価時間を回避 |
| 4 高温さし湯 | 追いだきより高温さし湯を使う | 温め直しの効率改善 |
| 5 休止モード | 数日使わない時は沸き上げ休止 | 不在時のロスをゼロに |
| 6 夜間時間の確認 | プランの安い時間に沸き上げを合わせる | 単価の安さを最大化 |
1)季節によってモードを使い分ける
季節によって沸き上げモードを切り替えると、お湯の沸かしすぎを防げます。

夏はぬるめのお湯でも足り、冬は水温が低い分だけ多く沸かす必要がある。タンクの量を季節に合わせて調整すると、余分に沸かしたお湯を冷ましてしまう無駄が減ります。
つまずきやすいのは「おまかせ」任せで固定してしまうこと。学習機能はある程度賢いものの、生活が変わった月は手動で「省エネ」寄りに振ると効きます。
2)その日にお湯を使わない時は昼間沸き上げを停止する
その日もうお湯を使わないなら、昼間休止の設定で夜間時間帯まで沸き上げを止められます。
ダイキンは、当日もうお湯を使わない場合は「昼間休止」で夜間時間帯まで沸き上げを止められると案内しています。コロナも、台所リモコンの「今日の湯増し休止」で無駄な沸き上げを止められると説明しています。
操作はかんたんです。
- 台所リモコンの「メニュー」を開く。
- 「昼間休止」または「今日の湯増し休止」を選ぶ。
- 表示が「休止」に変わったことを確認する。
ここまでできていれば、昼間に電気を使ってお湯を追加で沸かすことがなくなります。うまくいかないときは、リモコンの取扱説明書で機種名と「休止」の項目を確認してください。表示名がメーカーで微妙に違います。
3)ピークカット設定をきちんとする

ピークカット設定をすると、電気が高い時間帯の沸き上げを避けられます。
昼間の単価が高いプランの場合、お湯が足りなくなって高い時間帯に追い沸かしすると、せっかくの夜間節約が帳消しになる。これを防ぐのがピークカットの役割です。
設定で大事なのは、自分のプランの「高い時間帯」とピークカットの時間を一致させること。ここがズレていると意味がありません。明細でプランの時間区分を確認してから設定するのがコツです。
4)追い炊きよりも高温足し湯が省エネになる
ぬるくなった風呂を温め直すなら、追いだきより高温さし湯のほうが節電になります。

コロナは、ぬるくなった風呂を温め直す場合、「追いだき」より「高温さし湯」のほうが節電になると案内しています。タンクの高温のお湯を足すほうが、浴槽の水を循環させて温め直すより早く、ロスが少ないからです。
前日の残り湯の沸かし直しは、効率が下がって消費電力量が増えます。コロナは残り湯を排水してから新たに湯はりすることを勧めています。
もうひとつ、地味に効くのが入浴のタイミング。ダイキンもコロナも、家族が間を空けずに続けて入ると保温運転の回数が減り、節電になると説明しています。私の取材でも、入浴時間がバラバラな家庭ほど保温で電気を食っている印象でした。
5)休止モードを使う
数日間お湯を使わないなら、沸き上げ休止設定で沸き上げを丸ごと止められます。
ダイキンは、数日間お湯を使わない場合は「沸き上げ休止設定」で沸き上げを停止できると案内しています。旅行や帰省で家を空けるときに、これを忘れると毎晩ムダに沸かし続けることになります。
- 外出前にリモコンの「休止」設定を開く。
- 留守にする日数を設定する(機種により2〜数日)。
- 帰宅予定に合わせて休止が解除されることを確認する。
これで不在中の沸き上げロスをゼロにできます。私自身、設定を忘れて2泊の旅行から帰り、誰も使っていないのにお湯が満タンだった経験があります。たった数十秒の操作です、出かける前に必ず触ってください。
6)夜間の時間設定を確認・プランの見直しをする

沸き上げの時間が、契約プランの安い夜間時間に合っているかを必ず確認してください。
プランを切り替えたのに、エコキュート側の沸き上げ時間が古いまま、というズレが一番もったいない。安い時間に沸かすつもりが、実は高い時間に沸かしていた、という事故が起きます。
パナソニックは、エコキュートの節約術として「沸き上げ休止」や「お湯を出しっぱなしにしない」ことを挙げています。設定の見直しと日々の使い方、両輪で考えるのが正解です。
買い替えを検討中なら、給湯省エネ2026事業の補助も確認する価値があります。一定条件を満たす高効率給湯器が対象で、エコキュートも含まれます。補助額は性能区分により異なり、基本額に加算措置がある仕組みです。
制度名や補助額の詳細、期限は年度で変わります。実際に申請するときは公式資料で最新の要件を必ず確認してください。
エコキュートの6つの節約方法でオール電化の電気代を節約!
6つの設定を整えれば、オール電化の電気代のうち給湯分をしっかり圧縮できます。

日々の使い方でも積み上げは効きます。中部電力ミライズ(カテエネ)は、シャワーのお湯を毎日10分減らすと、1か月で50円〜200円、年間で600円〜2,400円の節約になると案内しています。
ダイキンは、給湯・シャワーでは設定温度を低めにすること、お湯をこまめに止めることが節電につながると説明。コロナは、リモコンの「節水モード」でシャワー流量や風呂の湯量を抑えられ、結果として沸き上げ量を減らせると案内しています。
私の率直な意見を言うと、最初にプランとリモコン設定を一度きちんと整えてしまうのが、いちばん楽で効果が大きい。日々のシャワー短縮は、その土台があってこその上積みです。
| やること | 手間 | 効きどころ |
|---|---|---|
| 料金プランの見直し | 一度きり | 土台。夜間単価を下げる |
| リモコンの休止・ピークカット | 一度きり+外出時 | ムダな沸き上げを止める |
| シャワー10分短縮 | 毎日 | 年600〜2,400円の上積み |
